今日、つい電子で衝動買いをしてしまった漫画。
小玉ユキさんの「青の花 器の森」。アニメや実写版映画にもなった(私は漫画しか観てないけど)「坂道のアポロン」の作者さんの今連載中の漫画1〜5巻です。
ドドン。ビジュアルからしてもうかわいい…。
舞台は波佐見焼の波佐見。波佐見焼の窯で絵付けの仕事をしている青子さん。その窯に新しく働くことになった年下のイケメン龍生くんがやってきた、と胸きゅんになりそうな展開なのですがなにせ彼が無愛想でしっかりと壁をつくってくる。それどころか絵付けをした器に興味がないと言われた青子さんは彼に自分の人生を否定された気持ちになってしまうけど…。
要注意 以下、若干のネタバレを含みまーす。
まずね、まずね、青子さんの絵付け愛がとってもキュート。日頃から気になったものがあったらすぐスケッチしちゃって絵付けのことばかり考えてる。
対して龍生くんは器に絵なんていらないって思ってる。器のフォルムや並べ方になみなみならぬ美意識を持っててこれもまた器愛。この龍生くんの美感も見てて楽しいでのです。
それからそんな器大好きな2人だもの。最初はケンカでもはじまりそうな勢いだったものの、お互いのことを認め合うようになっていき…とそうあっさり簡単にはいかないのが漫画ではありますが、続きは本をご覧くださいませ。(といっても連載中なので完結しておりませんがね。)
小玉ユキさんの描く登場人物はほんと純粋で、透きとおっててそれも魅力。人とのからみだけでも魅せられてしまうのだけど、そこにプラスアルファで波佐見焼だの、前の漫画だと伝統芸能の“おわら”がからんでたりと、そっち部分でも楽しめてしまうんです。
そんな波佐見焼の背景、絵付けの仕方やら細かく具体的に説明があって本当おもしろい。いろいろ調べてみたくなってしまう。作家さんものの良さと量産品ものの良さの話とかもあって、家にある量産ものの波佐見焼が愛しく見えてきました。
そうなんです、波佐見焼という時点ですでにテンションあがってたのですよね!かわいい!波佐見焼!
まさにわかりやすいかわいらしさ、日常的に使いやすい。
意識してなかったけど家にあったこの子も波佐見焼だったようです。
蕎麦猪口ですが、コーヒーカップがわりに、ヨーグルトを入れたり、普通に酢の物とかおかずを入れたり、何にでも使える愛らしい子なので出番が無い日がない人気者です。(私の中で)
漫画「青の花 器の森」と波佐見焼の器、ぜひチェックしてみてくださいませ。